港区の「建築物低炭素化促進制度」は、令和9年(2027年)4月1日提出分から省エネ性能基準が大幅に強化されます。
特に、非住宅建築物のBEI基準が一段階厳しくなり、現在のZEB Oriented相当から、用途によってはNearly ZEBクラスに近い水準を求める内容となっています。
出典:[city.minato.tokyo.jp]
目次
港区建築物低炭素化促進制度 改正比較表
① 非住宅建築物(2,000㎡以上)
| 用途 | 現行基準(~令和9年3月31日) | 新基準(令和9年4月1日~) | 強化内容 |
| 工場等 | BEI≦0.75 | BEI≦0.70 | ▲0.05 |
| 事務所等 | BEI≦0.80 | BEI≦0.65 | ▲0.15 |
| 学校等 | BEI≦0.80 | BEI≦0.70 | ▲0.10 |
| ホテル等 | BEI≦0.80 | BEI≦0.75 | ▲0.05 |
| 百貨店等 | BEI≦0.80 | BEI≦0.75 | ▲0.05 |
| 病院等 | BEI≦0.85 | BEI≦0.75 | ▲0.10 |
| 飲食店等 | BEI≦0.85 | BEI≦0.75 | ▲0.10 |
| 集会所等 | BEI≦0.85 | BEI≦0.75 | ▲0.10 |
※工場等を除く非住宅用途は外皮性能(BPI≦1.0)も継続して必要です。
出典:[city.minato.tokyo.jp]
② 住宅(2,000㎡以上)
| 項目 | 現行 | 令和9年度以降 |
| 一次エネルギー性能 | BEI≦1.0 | BEI≦0.85 |
| 外皮性能 | UA≦0.87 | UA≦0.87(変更なし) |
| 優秀水準 | BEI≦0.80+強化外皮 | 同左 |
③ 300㎡以上2,000㎡未満
| 項目 | 現行 | 新基準 |
| 届出 | 任意 | 任意 |
| 義務基準 | なし | なし |
| 優秀水準 | 継続 | 継続 |
変更ありません。
④ 新たに追加される事項
| 項目 | 現行 | 令和9年度以降 |
| ライフサイクルカーボン(LCA・WLC)算定 | 規定なし | 努力義務化 |
| 未評価技術活用による特例 | 規定なし | 導入予定 |
| 環境性能表示 | 義務 | 義務継続 |
対応まとめ
早期設計段階から省エネ対策を組み込まないと達成が難しくなります。「省エネ適判クリア」だけでは不足し、実質的にZEB Orientedレベル以上を前提とした設計提案が必要になるケースが増えると考えられます。
インプラットでは、基本設計段階からの省エネ対策サポート
「ネオサスサポート」で早期の省エネ性能の把握を実現。
これにより設計の手戻りが少なります。
